なぜのび太は0点の答案を隠すのか?

ある朝目が覚めるといつも横で寝ているアイちゃんの姿がありません。

あれ、珍しいなどうしたのだろう。先に起きてテレビを観ているのかと。

少し不安になったので隣の部屋にアイちゃんの様子を見に行きました。

おはよーアイちゃん
おはよー

なぁんだ。いつもと変わらないアイちゃんの姿がありホッとしました。

安心したので、もうちょとだけ寝ようとベットに手を掛けました。

しかし、手を掛けた先には生暖かい感触が…

アイちゃーん、ちょっと来てー!

とことこ歩いてきたアイちゃんのパジャマ姿は、いつもの上下セットとは異なり、ズボンだけばっちりはき替えられていました。

アイちゃんパジャマのズボンが違うけど、どうしたの?
着替えた
なんで着換えたの?
・・・・

おそらくアイちゃんには、お漏らしをしたことで怒られるのではないか、年長さんになってお漏らしをして恥ずかしいといった感情でいっぱいだったのでしょう。

なかなか口を開こうとしません。

アイちゃん、実はパパ大人になってからおしっこ漏らしたことあるで。
でも、パパとアイちゃんだけの秘密やで。
大人でもお漏らしするときはあるから、アイちゃんがお漏らししても何も恥ずかしいことはないよ。 それに今日お漏らししたけど、それまでずっとしてなかったんやから。怒られることじゃない
もし、漏らしちゃったなってときは正直に教えて欲しい。洗濯しなあかんしな。
でもね、お漏らししたことを隠そうとすることが一番だめだよ。
えっパパ大人になってからお漏らししたの?

お腹を抱えて笑い出したアイちゃんはパパの話をしっかり聞いてくれたのか定かではありません。

子供が失敗したりダメなことをしてしまったと思ったとき、正直に失敗を告げず隠そうとすることがあります。

失敗を隠そうとするのは、怒られるという恐怖からなのでしょうか。

例えば、お友達のおもちゃを壊してしまったのに親に言わずに隠してしまうと、後々に発覚した場合、もっと怒られますよね。

のび太もママから怒られる恐怖から逃げるために、0点の答案を隠してしまった。

「のび太――!!!!」と激昂するのび太ママの情景が浮かびますね。

頭ごなしに怒られる恐怖より前に、一度どうして0点を取ってしまったのか、失敗を受け止めてあげませんか。

子供が失敗したときに、最初に怒るのでなく一旦どうしてそうなったのか質問してあげてください。

失敗を受け止めてあげることで、失敗を恐れず挑戦できる自信につながります。

改めて、親子の対話は本当に大事だなと感じています。

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