小学校受験をするメリットとデメリット【元塾長がわかりやすく解説】

小学校受験を子供にさせるメリットが知りたい。

最近ママ友の間で小学校受験の話題がでるけど、実はよく知らない。

良さそうだとは思うけど、もしかしてデメリットもあるのかな?

そもそも中学受験ではなく小学校受験の方がいいの?
具体的に教えてください。

ちこ

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私は、元某大手塾の塾長をしており、毎年何人もの塾生の受験に携わってきました。

そして、自分の家庭ではわが子の小学校受験の時期を迎え、自分なりにさらにリサーチした内容も合わせてお伝えしますので、ご参考になればと思います。

小学校受験をするメリット3つ

附属校に進学できる

一番のメリットは、小学校受験に成功するとその先の附属校に進学できることでしょう。

中学・高等学校・大学と、内部試験を受けるだけで上がれるのは、大きなメリットです。

外部受験で中学受験・高校受験・大学受験をすることを考えると、受験勉強をする時間をスポーツ・芸術・趣味など他のことに費やせるため、人生のうちのあっという間に過ぎてしまう10代の時間を有意義に使えるでしょう。

「この後大学まで続く受験戦争にわが子を晒さないために小学校受験をさせる」というのは塾長時代にもよくある話でしたし、実際にママ友にもいました。

校舎や設備、勉強をする環境が整っている

校舎や設備が整っている

私立小学校は校舎や備品がきれいだったり、最新の設備や環境で学習できるところが多いです。

なぜなら、私立では独自の強みをアピールしないと志願者が減ってしまうから。

校舎がきれいだったり最新の設備が整っているのは、その学校のアピールポイントでもあるのです。

学校独自のカリキュラムがある

独自のカリキュラムを採用していて学習進度を速めて先取り授業をしていたり、生徒一人ひとりがノートパソコンを用いて授業をしている学校も珍しくありません。

小学校のうちから海外に短期留学できるシステムを取り入れている学校もあります。

公立小学校のように均一的な指導ではなく、子供の個性を最大限伸ばしてくれる教育を受けられることが強いメリットです。

教師の質も高い

教師の質もその学校のアピールポイントなので、数年ごとの異動がある公立小学校に比べて、私立は異動がないので教師のレベルを一定に保てます。

教師の研修に力をいれている学校であれば高い水準で授業がなされるので、子供の集中力の高さ・理解度や習熟度はそうでない学校に比べるとかなり違ってくるでしょう。

ある程度同じ価値観のご家庭が集まる

学校を選ぶ際は、学校の特徴や特色を見て、わが子に合いそうな学校を選びますよね。

そのため、必然的に教育方針や金銭感覚の価値観が似たようなご家庭が集まる傾向があります。

運動が苦手な子に、スポーツに特化したような学校へは普通通わせませんね。

子供が苦しむだけだからです。

附属中学に進むことも考えると、長いお付き合いになるのでお付き合いしやすいのではないかと思います。

小学校受験をするデメリット2つ

幼稚園(保育園)の年齢から勉強をさせなくてはならない。しかも親がマンツーマンで付き添う必要あり。

最大のデメリットは早い時期から勉強させなくてはならないことです。

さらに、ペーパー問題を子供にさせるために、親が横について教える必要があります。

受験に向けての勉強をするのは、3歳4歳5歳のまだまだ小さな子供です。

「さぁ問題を解いて」と言っても、まだお子さんはひらがなも読めません。

絶対的に親が横にべったりついて教えることになります。

「塾に通わせたら塾の先生が教えてくれるから安心」と思っているあなた。甘いです。

塾の時間は塾の先生が教えてくれますが、宿題は誰が見ますか?親であるあなたです。

子供の苦手分野の範囲は塾に行くだけでは習得できないでしょう。誰がフォローしますか?親であるあなたです。

まだ幼少の遊びたいさかりの子供に勉強を強いるのは、本当につらいことです。

はじめのうちは調子よくできていても、たいていの場合、途中で嫌がります。

でも、嫌がったからといって、勉強をやめると合格できないので、親は嫌がる子供にあの手この手で無理やり勉強させます。

子供はやりたくないのに勉強させられるので、これがもとで勉強嫌いになったりします。

このやり取りが結構つらいのです。

費用がかかる

小学校受験をすると正直言って、何100万単位で費用がかかります。

①入試当日までの塾代

②入学後の学費

③面接のためのお受験スーツ代、制服代や通学の際の交通費

入試当日までの塾代

小学校受験のために塾に通うとなると、月3万~5万ほどは月謝でかかります。それに加えて模試の代金、夏期講習などの季節ごとの講習代各10万~は覚悟しなければなりません。

ちこ

私は長女の受験時、塾代で年間100万円くらい使っている感覚がありました。

塾代はお家で勉強を教えられたら浮かせられる費用でもあります。

入学後の学費

入学後の学費は学校にもよりますが、私立で年間50~100万くらいするところが多いです。

寄付金制度を設けている学校もあります。

これは子供を充実した環境の学校に行かせるための対価ですので、学校の教育方針などに納得されたうえで受験なさってください。

面接のためのお受験スーツ・制服代、交通費

紺のワンピースは面接や学校説明会に行く際の親用のお受験スタイルの服装です。受験生のお母様方は皆さん紺色のワンピースを着て学校説明会や面接に行きます。

紺色のワンピースとジャケット、紺色のかばんやスリッパなども用意するので、買いそろえると結構なお値段になります。

また、子供用のお受験スタイルの服装もあります。

その服でないといけないというわけではないですが、他の服装でどれにしようか迷う労力を考えると、やっぱり紺ワンピースが無難です。

入学後に着る小学校の制服代。

私服をたくさん買わなくてもよいというメリットはありますが、なんせ私立の制服はカッターシャツ1枚、靴下1枚、何をとっても高い!

長女の時は制服一式そろえるのに計20万はしました。
小学生は体も大きくなる時期で、どんどんサイズアップしていくので、2回3回と上のサイズに買い替えないといけないです。

通学にバスや電車を使う場合は、交通費も別途かかってくるでしょう

中学受験ではなく小学校受験をおすすめする理由【塾長目線ではこう考える】

小学校受験をするメリットとデメリットはお分かりいただけたでしょうか?

私はメリットデメリットをふまえたうえで、小学校受験をおすすめします。

ではなぜ、塾長目線だったら中学受験ではなく小学校受験からの方をおすすめするのか軽くふれておきます。

  • 準備期間は小学校受験の方が短い
  • 受験期の子供の年齢の違い
  • 試験内容の難易度的には小学校受験の方がやりやすい

準備期間は小学校受験の方が短い

小学校受験だと本気を出す期間はせいぜい1年ほど。2年あったら安心できるかなと思います。

のみ込みの早い子だとまれに3カ月くらいでするっと合格する子もいます。

それが、中学校受験だと本気を出す期間は2年。3年4年かけて準備すれば安心かなというところ。

圧倒的に小学校受験の方が準備期間が少なくてすみます。

受験期の子供の年齢の違い

小学校受験の場合、子供はまだ3~5歳であり、子供は親のいうことを聞いて勉強に取り組んでくれます。

それが中学受験の場合、子供は10~12歳。身の回りのことは自分でなんでもできるので、親の言うことをあまり聞いてくれない場合もあります。

(某塾では、受験前なのに子供が勉強しないんです…と言って入塾された方がなんと多かったことか。高校受験になると受験だろうがなんだろうが本当に勉強をしたくない子は勉強しません。)

それだけ、自分の意志で自分の行動が決められる年齢になっているということです。

希望の学校に行かせたいと思うなら、子供がいうことを聞いて勉強してくれるうちに入れてしまうのが「希望の学校に入る」という点では苦労は少ないです。

試験内容の難易度的には小学校受験の方がやりやすい

入試内容は年齢があがるにつれて、学校間で難易度に差がでてきます。

小学校受験では、超難関校を除いてどの学校も入試内容の難易度にたいした差はありませんが

中学受験では、入試問題の難易度に大きな差ができます。

大人が真剣に考えてもわからない問題も出てきたりします。

親が家で子供の勉強を見るのにも限界があり、塾頼りになることもしばしば。

よって小学校入試の方が対策がしやすく、受験に成功しやすいと言えるでしょう。

まとめ:小学校受験をするメリットデメリット

では、まとめます。

まとめ

小学校受験をするメリット

  • 附属校に進学できる
  • 勉強に有利な環境が整っている
  • 同じような価値観のご家庭が集まるためお付き合いがしやすい

小学校受験をするデメリット

  • 幼少のうちから勉強させなければならない
  • 費用が高い

中学受験ではなく小学校受験からの方が希望校に入りやすい

通学する小学校によって、お子さんの学力や性格、人間関係など人生は大きく変わります。

お子さんをどのような子に育てたいのか、まずはご家庭の教育方針を夫婦でしっかりと話し合ってみてください。

お子さんにとって楽しく充実した学校生活が送れるような選択ができることを願っています。

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