子供の可能性の広げ方
幼稚園に入りたての頃のアイちゃんは、いつもママに服を選んでもらっていました。
しかし今のアイちゃんはいつの間にかとてもオシャレさんになっていたようです。
以前、ママはアイちゃんに似合う服をしっかり見繕っていました。
しかし、これが毎日のように続くと楽しい反面少し面倒と感じてしまうのが人間ですね。
ママもどうやら人間だったようで、少し面倒になったようです。
ママは、少しずつアイちゃんに自分の服を選ぶよう促したようです。
初めは、スカートをはかずスパッツとTシャツといった具合です。
ママはつぶやいていました。
このような日々が過ぎていくと、アイちゃんはファッションモンスターになっていました。
子供に「選ばせる」ことはとても重要です。
服を自分で選ぶことで、あれを着たいこれを着たいと主張がでます。
自分で選ぶという行動によって、積極的に主張する自発性が育ちました。
一方で、ママに服を選んでもらっていたころのアイちゃんは、何も主張せず、服に興味すら持っていませんでした。
自分で選ばないという行動は、物事に興味を抱くきっかけが少ないため、消極的になってしまいます。
アイちゃんの服を「選ぶ」というお話でしたが、受験勉強においても「選ぶ」ことは、同様に子供の積極性ないし自発性を育みます。
「選ぶ」勉強法
アイちゃんが勉強をする際にも3種類ほど単元が異なったプリントを用意して、アイちゃんが今日はどのプリントをするのか「選んで」もらいました。
この「選ぶ」勉強手法を続けていると、アイちゃんはプリントを見て自分ができるプリントをすぐ見つけるようになりました。
3種類のプリントは単元が違うのみで、難易度に差はありませんでした。
アイちゃんの勉強を見ている私以上に、アイちゃん自身が自分の不得手を把握するようになっていたのです。
アイちゃんは簡単だと自分で「選んだ」プリントを仕上げて、正解できる成功を体験しているのです。
この成功が自信に繋がった結果、残りのプリントをやってみようかと尋ねても、自らやると「選んで」くれます。
ファッションも勉強も子供自身で選択することが、子供の自信を育むのですね。
是非、「選ぶ」勉強法を試してみてください。
後日談ですが、ショッピングモールでアイちゃんが子供服のお店に行って、服を物色し始めたときは、パパはお財布を握りしめながらもう選ばないでと泣いていました。