子供の行動を促す魔法の言葉
これ作ってん!
アイちゃんが塾で作ったサイコロを見せてくれました。
それはとびきりの笑顔で、その顔には自信が満ち溢れています。
これアイちゃんが作ったの?上手すぎひん!?ものすごくきれいな正方形やで!
パパも作ってみたいから、作り方教えて!
実は、アイちゃんは工作がとても嫌いで、
工作をしたくないから幼稚園に行きたくない
と通園を拒絶することがありました。
工作に時間をかけてしまって、1人で作業する時間が長くなるからです。
他の子に置いていかれる寂しさを工作に感じてしまったのかもしれません。
褒めることは相手の承認欲求を満たして、相手を次の行動へと誘導するテクニックです。
「すごく上手だね」この一言で、アイちゃんが嫌いになりながらも頑張ってサイコロを作ったのだという承認欲求が満たされます。
さらに、工作を嫌いにならせずに引き続き楽しんで物を作る行動に移すための魔法の言葉があります。
それは、「教えて」です。
子供はいつも大人に憧れを抱いています。憧れを抱くのは、親以外に幼稚園や保育園の先生ではないでしょうか。
「教えて」の一言で、子供は先生になれるのです。先生として自分が学んだことや出来たことを披露するのは、反復学習にもなるので、学びの吸収力が段違いに上がります。
小学校受験の勉強でも、一度子供に先生役をやらせてみてください。
私はいつもアイちゃんの生徒役でした。
こんなのも分からないのパパ!もっときれいに折ってきれいに切るの!!
と鬼教師になるアイちゃんでした。
相手の心に寄り添うことが子供を成長させるために大事な要素の一つなのです。